おやつにハニワは入りますか?season2

今はハニワよりも土偶にハマっている。

オタ卒なるもの【過去記事掲載】

別ブログ記事の転載。

元記事は2019.01.14アップ。

NGTと荻野オタ卒のお気持ち文です。

 

 

 

どうも。

久々にあげる記事がこういうものになるとは思わなかったです。

タイトルの通り「オタク卒業」しました。

といってもジャニオタは卒業してません。まだ現役バリバリ(?)だよ。

 

女子アイドルの方のオタクを卒業した。

きっとこんなことはもうない(と信じたい)ので文章に残す。

 

 

物事が始まったその日の朝、起きてTwitterを見たらTLがざわざわしていた。

本人が言ってることが本当なら、とても悲しいことだ。と、かなりショックを受けた。その日は一日中気分が重かった。

でもなかなか公式からのアナウンスは出ない。そうこうしているうちに公演やイベントは開かれる。

静かな公式。対して賑やかなネット。

本人が謝ることになった。

そしてイベントが終わって少しずつメンバーのSNSの更新が始まっていく。

そしてまたその対応でざわざわするネット…

被害者加害者、まだ事実関係が分からないこともある。というか全てが分かるとは思えない。

 

推しメンは黒か白かと言われれば「わからない」。正直これを書いている現時点でどのメンバーにも言えることだと思う。

この件が表に出てから、推しメンの顔が見れなくなった。公式に対して信頼がなくなった。そんな所に所属しているだけとはいえ、そんな彼女の姿を見ることが出来なくなった。

 

とにかく公式にはお金を落としたくないと、さっさとモバイルサイトを解約した。きっとこの状況でモバイルメールがきても、推しメンを好きでいられるかわからなかったから、サイトを解約したその次の日には、メールも解約した。

 

TwitterInstagramのフォローも外した。その時にアイコンを見ても何も思わなかった。

 

中には、「こんな時にこそ推しを信じなければ!」という人もいる。そりゃそうだ、人は色々なのだから、そういう考えの人がいてもおかしくない。そういう人は信じ続けて、支えてあげて欲しい。

 

でもわたしにはそれが出来なかった。

したくても、その先にどうしても「公式」「運営」がチラついて、そんなよくわからない所に関わりたくなかった。

 

「推しメン」に直接お金を落としたかった。

 

イベントが終わり、メンバーのSNSが更新され始めた。

 

そんな時に、推しメンのモバメの内容とTwitterの呟きを知った。

人気メンだからそういう公向けのツイートをするだろうし、モバメの縦読みというそういう手段しか取れないのは理解できた。

でも、そのような行為を取ったことで、わたしの気持ちはどんどん冷めていった。

 

いつも通りの、ふざけたツイートだったらよかったのかな。

それともこのままなにも言わなければよかったのかな。

 

きっとどの方法でも、1度冷めたものは温まりにくかっただろうとは思う。

 

そして、この状況を外野として楽しんでしまってる自分に気がついてしまった。

 

最低だよね、つい数日前まで応援していたグループが燃えに燃えまくっている状況を見て「どんどん燃えろ」と思っていたり、どうにでもなってしまえ、解散してもかまわない、と思っているんだ。

 

今回の件で推しメンの所属チームがより苦手になってしまったのもあると思う。

 

 

昨年の組閣以降、ようやくチームが2つになり、それぞれの個性が出てきた。

そして見ていくうちに、推しメンのいないチームの方が団結感があって、見てて面白いなあ…と思うようになっていた。

それが今回の件で確定してしまって、もうダメだと思った。

 

わたしは1人推しメンや担当がいて、なおかつ箱推し出来ないとそのグループを応援できない傾向がある。

 

今回その箱推しの部分が崩れて、公式への信頼感がなくなって、そのまま推しメンへの愛がなくなってしまった。

 

全てが連動していると思う。

 

これまでの推しメンのグッズを整理していて、残したいと思うものがほとんどなかった。

それほどまでに愛想が尽きてしまった、いや、好きとか嫌いとかじゃなくて、無関心になった。

 

今でも好きなメンバーはいるけれど、そこにかつての推しメンが居るかと言うとそうではない。

 

姿もSNSの文章もなにも感じない。

 

何も思わなかった。何も考えられなくなった。

 

そして、このまま追い続けてるとアンチになると思った。

 

アンリーとかの気持ちが少し分かった気もする…。

 

 

今回こうなってしまったということは、今後他の姉妹グループでも、坂道グループでも起こるかもしれないという可能性が少なからずある。そうなると、すぐにまた48グループに関わることはないと思っている。

 

前時代的なことはまだまだフツーにあるんだなと絶望もした。

 

もうこんなことで傷つきたくはない。

 

オタクを辞めることは自衛の意味もあるかもしれない。

 

ファンを辞めるとか言うと推しメンが悲しむ、という人もいる。けど、悲しんだって人の気持ちを変えるのは大変だし、所詮「趣味」に過ぎない。

 

趣味で体を壊す前にそこから手を引く選択をしていい。

 

人は人、自分は自分なのだから、人の決定に首を突っ込まないでほしい。

 

こうなってしまった以上、いくら言われたとしても、意志を曲げる力がもうない。

 

だから、自ら手を引く。

 

推し始めるのも、辞めるのも、全て自分の手で決着をつける。

 

 

 

推しメンのあなたへ。

終わり方は綺麗じゃなかったけれど、初めての推しメンはあなたで良かったと思っています。

これまで見たことない世界を見せてくれてありがとう。

あなたから学んだことは沢山あります。道は離れますが、それだけは忘れずに過ごそうと思います。

これからも良い人生を歩めるように祈っています。

何があってもへこたれないでください。

さよなら。

「「untitled」」が好きだという話【過去記事転載】

別ブログの過去記事転載。

一部加筆修正しています。

元は2018.12.09にアップ。中身は未完のコンサート感想記事です。

 

どうも。

今回は、今年の嵐のアルバムとコンサートが最高な話です。(ネタバレあり)

わたしの嵐遍歴は不要かとも思いますが書きたいので書きます。飛ばしていいよ。

 

嵐遍歴

2009年 

中学二年の春~夏 BelieveのPVを動画サイトで見てかっこよすぎて落ちる

2012年 

高校一年の冬 高校入学したら入ると決めていたFCにようやく入会するも、「新規は当たりやすい」というのは都市伝説だったので見事にpopcornになりそこねる*1

 

~2016年 

ここからずっと当たらない私の名義。息してるのかわからないまま年会費を食い続ける。地方優遇有るのかと期待してた宮城も仕事をしない*2

2013年 

なぜかワクワク学校を一般電話で取ってしまう(ガラケーのおかげ)

2016年 

なぜかワクワク学校を抽選であててしまう*3

2017年 

デジタルチケットになり倍率が(おそらく)以前よりかは落ちるであろうと考え、ここで当たらなかったら10年計画か…*4と頭を抱える。そしたら当たった。この名義、生きてたんだね!!!!!

 

めでたく第一希望で通りました。当選したのは東京でしたが、「さすがに入金後に地方に変わらねえよな……?」と定期的に確認してたのは秘密です。

 

ここ数年、アルバム発売からの当落のため、「アルバム好きなのにコンサートいけない」なんてことが起こってまして。

 

今回はアルバムの時点で「こりゃコンサート見れなかったら一生の後悔もんじゃな」と思わせてくるブツだったのでたいへん心臓に悪うございました。

 

万が一外れてたらどうなってたんでしょう。DVD見て嵐担降りてたかもしれない(知らんがな)

 

アルバムですが、流れが気持ちいいんですよね。

曲の並べ方がいい。曲が良い。

そしてソロ曲ではなくユニット曲やったところが良い。

ここに関しては色んな意見見ますけど、正直ソロ曲は人によって好みの当たり外れが毎回大きいので、ユニットにして複数人の意見が混ざったほうが好みやこだわりが分散して、門戸が広くなるのではないかと思っています。実際そうなっていると感じられるし。

さてコンサートの話に入ります。

 

「untitled」コンサート感想

 

今回のセットリストは以下参照で。

www.livefans.jpnone

 

開演前、暇すぎて一緒に入った友人に「最初の曲なんだと思う?」って聞きました。友人から「うーん」と明確な回答が来ないまま、わたしが勝手に「ぐりーんらいとがいいなー」といって終わったんですけど、そのまんま一曲目だったのでようやく嵐と和解した!*5

この時が来た!俺の時代が!とひとりオイオイしました。一面の緑がきれいでした。あんなにペンライトとレーザーで緑一色の空間は初めてです。

 

そして二曲目。いやシングル様出てくるの早いって!!!でも好きな曲だから許す。いや~ホーンセクションがばりばり最高~。でもあんまり記憶が無いです。

 

三曲目にはちょっとビビりました。

この曲が出てくるのが早すぎる。「はやくね?!」って隣の友人に思わず言ったら理解してくれました(おそらく)。

でも全体見たらコイツはここなんだなあと思ったので松本さんはすごいと思いました。(小学生の感想)

 

四曲目。これは運悪く踏み抜いたTwitterネタバレに含まれてて曲がセトリに入ってるのは知ってたんですけど、こんなに前半に来るのか!とここまでの曲にすべて共通する感想です。

あとここで後ろのほうに来ていた記憶があるんですがどうでしょう。

脳の記憶をあんまり信用しないので嘘言ってたらごめんなさいです。

ちなみに開演前に友人と「この曲全然聞いてないからあやしいどうしよう」といまさらなことを言っていました。

 

五曲目。この曲10年選手ですよ。息が長いね!!!すご!!!

 

ここからユニット。

トップはにのあいさん。友人が二宮担(にのあい寄り。大宮にも理解がある)なんでここが最高潮かな……とぼーっと見てたら、まさかのペアルック。大ダメージ。

 

そして歌詞が「ユニットバス」だっていうので、コンサートでようやく歌詞をちゃんと把握したんですがほんとにユニットバスだった。どっちがどっちだ。

 

そして例の共同作業ダンスなんですが、すぐに「コンテンポラリーダンス」のワードがこんにちわしまして、いかんいかん、またすぐ知ってるものとくっつけてしまった、となりました。一瞬、七色とピンクっぽいのとグレーっぽいのががサッと通り過ぎたけど。あれはどういうジャンルのダンスですか。

隣でキャーキャーしてるのが聞こえてきて楽しかったです。

 

次。櫻井さんと松本さん。最初の感想が「ヒプノシスマイク」。たぶん二人が対決するようにパートが割ってあるせいだよ。まあ演出もそうなってるんですけど。男らしさががんがん出てて好きです。「男くささ」があふれあふれあふれ……*6。

これは正面で定点カメラの映像見たいな。

 

大野、二宮、松本の三人組。

ぬるっと演技が始まったので「あ?ミュージカル?」と一瞬油断してしまった。

この三人の組み合わせだと、こちらから見て、二宮センターで左が大野、右が松本の立ち位置が好きだと気が付きました。踊りの癖とか動きと背格好の関係なんだろうな……。この感覚は嵐見てて初めて感じたのでこれから大切にしようと思いました。

 

問題児。「バズりnight」。

曲だけの感想はフォロワーさんに「おそ松さん」と言われ、「そうやな」としか返せなかったんですが、コンサートでどうなるのか……と思ったら、コンサートでも問題児。最初映像から始まるのですが、LINEのトーク風の映像で、三人のオタクが伝説の三人組の現場に行く話をしているんですね。ここで私は「オタク用語が古いwwww」と大量の草を生やしておりました。「ンゴ」じゃねえぞ櫻井。

と思ったらいわゆる「電車男」とかあの頃の「ヲタク」といわれて想像する格好をした三人がひょこひょこ出てくる。その恰好、ちょっと変えたら鉄道オタクや。

そして間奏で繰り広げられるペンライト芸。綺麗に二本持ち。三人も周りのジュニアもそろいもそろってペンライト芸。ここでわたしは「女子アイドル応援してる自分が、そっちで感じた文化が肯定されている……」と変な、感慨深い気持ちになっておりました。おかげでコールバッチリ。まわりみんな「オイ!オイ!オイ!オイ!」ってやってなく悲しかったです。いやでもわからんよね……。

と思ったら最後。伝説の三人が出てきた。笑い死ぬ。アンビリーバボー。

 

自担のあんな格好もう見れないな。記念になったよ。

 

末っ子さんたちが出てきていったん小休止。

そして映像。

 

あれ、大野さん一人で出てきた。

 

とか言ってたら、大野さんが操り人形になっておるではないか。

 

もうむり(それしかいえなかった)。

 

あらら、映像にマスターハンドクレイジーハンドも出てきた。

 

大乱闘スマッシュブラザーズ……(演出は全然違います)。

 

ここでゲームしてるわたしがもれなく救われました。

 

そして「つなぐ」。

ああ、だから、とも思った。そしてめちゃめちゃカッコイイ衣装。

これまでとは違い、この一曲で一気に空気が暗くなったから、そういう曲が続くのかと思いきや。

 

「抱擁」されちったぜ。コンサートで見たときは違和感しかなかったのですが、曲だけ聞いたら納得すんだよねえ。難しいねえ。

そして「つなぐ」の軍服風衣装が一曲で退場したのがたいへん残念でありました。

 

と書きかけの記事を発見したのでとりあえずこの状態でネットの大海に放っておきます。DVD出る前に完成しなかった……

 

 

 

 

*1:この年のコンサートはpopcornですよ奥さん

*2:なんかコンサート直前に来る復活抽選みたいなメールは来たけど望んでるのはそれじゃねえ

*3:ワクワク学校は三年に一回当たるのか?

*4:さすがのソ連も五か年計画だったのに

*5:しばしば演出やセトリで松本さんと意見が合わない

*6:ラストホープ主題歌「Calling」より

I・ZA・NA・I・ZU・KI と Wonder と シリウス【過去記事転載】

別ブログ過去記事転載。

元は2017.11.27。

 

 

「一年たって、やっとQUARTETTOにより添えた気がする」

 

I・ZA・NA・I・ZU・KI と Wonder、のこと。

 

ずーっと、ずーっと。

 

QUARTETTOのセットリストにおいて、なぜこの部分にI・ZA・NA・I・ZU・KI がくるのか、そこからなんでWonderなのか。

それは続くシリウスにも言えて。

 

きっと「わからない」「もやもやする」って感情と気持ちになっていたのは、「納得する理由が自分で見つけられなかったから」。

 

この場所で「三曲がそれぞれ持つ『意味』」に気が付いたらようやくわかりました。

 

分かった瞬間、きれいに並べたドミノが脳の中を倒れていきましたよ、はい。

 

非常に綺麗でございます。

 

簡潔に言えば、「I・ZA・NA・I・ZU・KI には儀礼的要素」が、「Wonderには破壊」が、「シリウスには創造・再生」が秘められているのでしょう。

 

ところで、これに気が付いたのは、この発想に行きつく直前に「シン・ゴジラ」を見たことが大いに関係している。

 

Twitterを主として様々な「シン・ゴジラ」考察・裏話が飛び交っておりましたが、その中に、「ゴジラ」と「神」の存在を指摘する意見が多々ありました。

 

日本は古来から自然災害が多く、よくその自然の猛威は神の仕業とされてきたようです。

 

私自身あまり知識が無いのと、掘り下げるとまた大変なことになりそうな予想が付くので、このあたりで触れるのはやめますが、お察しの良い方は気が付くでしょう。

 

そういうことです。

単純ですね。

 

そしてこの発想に行きつく前にもう一点。

シン・ゴジラ」を思いだすきっかけになったとも言えることを。

 

「モードのジャポニズム展」と呼ばれる展覧会が、今から20年ほど前に開催されました。

 

私はもちろん生まれたてほやほや(もしかしてこの世にいなかったかも)くらいのことでしたので、実物を見てはいないのですが、そこでの衣装展示の方法が、I・ZA・NA・I・ZU・KI での彼らの動きに似ていました。

 

「モードのジャポニズム展」はタイトルではわからないかもしれませんが、衣服を展示した展覧会でした。

 

衣服展示を行う際、もちろん服はマネキンに着せるのですが、私が見たその展示の様子をおさめた映像では、白い石を敷き詰めた床とそこにたたずむ衣装をまとったマネキンたちの姿が、どこか神聖(というよりも、気が引き締められるような空間を作り上げている?)な一面をもち、そして「生」が感じられなかったのでした。

 

白、「生」、神聖、曲調、動き、光、模様。

 

ああ、これかー、と、すべてがつながった時には軽く絶望してしまいました。

 

どうしても分かり合えないと思っていたし、もういっそ分かり合いたくないともおもっていた、QUARTETTOに正面衝突してしまったのでした。

 

気が付くのが遅いよ、ほんとに(苦笑モノですよ)。

 

そしてなぜ当時にしっくりこなかったのか、の理由は、明確かつ不確定な理由がありまして。

・その当時アンテナがにぶちんだった

・その当時精神がよろしくなかった

・うすうす「NEWS」という存在が「生」の塊であることが無意識のうちにわかっていて、かつ自明の理だと思っていたため、「生」が感じられない、もしくはほかの曲に比べて極端に薄いこの曲に拒否反応があったのかもしれない

 

一番最後が一番実証が難しい点。ここがクリアできればこの三つでケリが付くけど。

どうなるかな。

ってもうこれでいいでしょ。

 

もともと曲自体は特に好きではなかった。

 

これがわかってから見方が変わって昔よりは好きになったけど。

 

あとすっごい他の人はわからなくていい小話。

衣装のブラックライト当たると出てくる模様と、きらきらうえつと、NGTの劇場公演の冷蔵庫曲衣装の色味といい雰囲気が似てるなって思った。

 

そもそもなんでこの三曲に行きついたのかってのは、先日放送された少プレのWonderの加藤さんがさいこ~な動きをしてくれたからであって。

あれがなけりゃQUARTETTOのDVDを見返そうと思わなかった。

そもそもこのタイミングだったからいろいろなことを脳内でリンクさせれたのかなあ、と思います。

 

 

タイミングとさまざまな見聞は実に大切ですな……と知らされた一件でございました。

 

 

「魂を燃やせよ」〜NEWS 15th ANNIVERSARYによせて〜【過去記事掲載】

別ブログ過去記事の転載です。

一部加筆修正。

元は2018.09.12にアップ。

NEWS味スタの感想記事です。

 

 

2018年8月11日、12日。

 

曇り空は晴れた。

 

でも、最後の最後は雨が降った。

 

これまでの事をすべて流すような、そんな雨だった。

 

 

個人的に重要なタイミングで彼らは何かしらの不安要素を発生させてくる。

4年前は結果良い方に転がったのだけれど、今回はどちらに転がるか全く予想がつかなかった。

自分も思うような結果が出ていなかった時期だったし、なによりも、周年の年になにをしてるんだろうと思う方が先だった。

といっても起こってしまったものはどうにもならない。

 

だから忘れるように、他の応援しているグループに目を向けたし*1、彼らの曲も「まったく」耳にせずに、必死に勉強をしていた。

 

こういう時、アイドルは無力だと思う。

でもそれは「アイドル」という性質上どうしようもないものだとも思う。

 

受け入れる側が、受け入れられる状況にならなければ、なにも届かないのである。

 

どうなることやらと思った「BLUE」はそのままリリースされた。

さすがにこれは延期したくてもできないものだったと思う。

音楽番組も、そのまま放送されたものが予想より多くて安心した。

 

事が起こった時から「BLUE」がリリースされるまでの約2週間、彼らの曲を聴くことはなかったと思う。

聴いていたとしても、こころここにあらずのような感覚で、耳から耳へ通り抜けていった。

 

 

「BLUE」を聴いた。

これまでの憂いはなんだったのか。

苦しさや悲しさはどこにいったのか。

 

そう思うほど彼らの曲がとても良くて、これまで抱えていた黒いもやもやがスーと消えていった。

 

「この声は信じられる」と思ったのだ。

 

今回の1件で悩んでいるのが馬鹿馬鹿しくなったのかもしれない。

 

こんなに素敵な曲を届けられる、こんなにカッコイイ姿を見せてくれる。

 

そして何よりも、何度このような事が起こったとしても、パフォーマンスで裏切られない限り、わたしは彼らの姿を見続けるだろうと思ってしまったのである。

 

そして証拠のない確信を抱えて約1か月半。

自分の方も良い知らせがいくつかあって、あの頃よりも気持ちに余裕ができた。

 

私にとって、彼らのコンサートで野外は初めてだった。

 

しかも初めて入る会場でもあった。

 

「あの件について、なにも言わないでいい」

「泣いてもいいけど、あの件に関して泣かなければいい」

「とにかく、コンサート中はあの件に関して触れないでほしい」

 

始まる前にスタンド席から入場する人の群れを眺めながら、この1か月半考えていたことを思い出していた。

 

いつも通り、コンサートをしてくれればいいと思っていた。

 

だからこそ、謝罪されたらどうしようかとおもっていた。

 

謝罪の言葉なんて聞いたら、担降りとまではいかなくても、それ相応にはなると思っていた。

 

 

初日は入場に時間がかかり、MCカット、20分押しで始まった。

 

1曲目はあの「BLUE」だった。

 

個人的に今回でなくてもよかったのだが、「1曲目がBLUEのコンサートが見たい」とシングルリリースの時から思っていた。

 

通常のツアーはコンセプトを固めたものを展開するので、「BLUE」が1曲目に来るとしたら、今回のようなコンサートしかありえないとは考えていた。

可能ならば360度ステージで、下からせりあがってきて欲しいとも考えていた。

 

その時はすっかり忘れていたのだが、公演終了後によく考えたら、真ん中のステージではなかったもののメインステージで下からせりあがってきていた。

 

わたしはよくカンが外れるタイプなので、今回ばかりは苦笑いした。

 

いやだけど「運命なんだろうなあ」と思ってしまった。

 

2ヵ月ほど前、あんなことがあったのに、そんなことを微塵も感じさせないパフォーマンスでコンサートは進んでいった。

 

途中の映像は「いつも通り」の彼らの姿で、「そうそうこれこれ、これが見たかった」と、すっかりいつものようにコンサートを楽しんでいた。

 

 

「メンバーカラーの衣装は意図的に作っていない。4年前から考えていたことがある」という彼の言葉を聴いて、「新しい衣装でとうとうメンバーカラーに合わせた揃いを作ったのか」と予想したけど、全然違かった。

 

 

そっちか!と思ったけど、WHITEから追い続けている身としては様々な記憶があふれて堪らなかった。

過去の衣装は歌番組などでしか見られないと思っていたから、より嬉しかった。

 

「きっとBYAKUYAだ」と思ったら違った。

 

「夜よ踊れ」だった。

 

この曲は、あのBLUEの通常盤のカップリング曲であった。

 

リリース直後から話題となり、ファンがコンサートで見たい聴きたい曲の1つになっていたと思う。

 

なんとなくやるだろうとは思っていたけど、どのタイミングで、どの流れに組み込まれるのかはわからなかった。

 

まさかのバンドコーナーだった。

 

でもすぐに納得した。

 

納得できるだけの音がそこにあった。

 

生バンド、しかも野外という環境は難しいと思う。音が聞こえにくかったり、音がずれる。しかも初日はあまり音響が良くなかった。

 

そんなことを無視できるような、そんなの関係ないパフォーマンスが目の前で繰り広げられていた。

 

2日ともメインステージから遠いところだったので音ずれはしょっちゅう起こっていたけれど、バンドコーナーの時は対して気にならなかった。興奮して忘れてるだけかもしれないけど。

 

ここで証拠のなかった確信が、証拠のあるものになった。

 

これがあればきっと大丈夫。

 

その音は、魂からの声のように聞こえた。

 

Burn.という小説に「魂を燃やせよ」というセリフがある。

 

この小説は彼の書いたものの中で私が一番好きで、そして、このセリフが作中で一番好きだ。

 

コンサートで歌い踊る時、それは魂を燃やしている時だ。

 

彼らが魂を削って、それを燃料にして、燃やして、それが音に、踊りに乗り移ることで感じることができる。

 

そして、わたしが「魂を燃やせる」瞬間を得られるのは、彼らの世界にいるときだけかもしれない、と確信をまた得てしまった。

 

心の底から熱く、理性を超えて、そんな感覚になれるのはここしかないのかもしれないと分かってしまった。

 

薄々気が付いていたけど、気が付きたくなかった。

 

他にも好きな人たちはたくさんいるけれど、最終的にはここに戻ってくることが決められているなんて。

 

希望のような絶望とも言える。

 

そんな自分にあきれるし悲しくなる。

 

でもそれはそれで仕方ない。

 

 

その後、例の件に触れることはなく、コンサートは進んでいく。

 

15年前の自分へ、というタイトルでメンバーがコメントを述べる映像が流れる。

 

おそらく一番今回の件が響いたのはここのメンバーのコメントと流れる順番だと思う。

 

無難な、まあそういうこと言うよな、といったコメントが3人流れた。

 

最後の一人になった。

 

 

「拝啓、15年前の僕へ。今、幸せだよ。」

 

 

さすがに彼の事まで疑うのはやりすぎだと思うからしない。

 

 

彼が実際どう思っていようと、

ここでこの流れで最後にこの言葉を言えるのは、上出来な物語だなあと泣いてしまった。

 

 

そんな物語に振り回されてもいいかなとおとなしく心の中で白旗を挙げたのも事実だった。

 

裏側でTシャツに着替えていて、なんかBoxが出てきたときに、「あーこれアニバーサリーBoxだ」と思ってしまった。初日から気が付いてはいたが、話題にしてる人が全然いなかった。

 

でもみんな気が付いたでしょう?きっと。

 

初日は時間的にアンコールはないと思った。2日目も終わってみればアンコールの時間はなかった。

 

時間があっても、アンコールの声が大きくなっても、なんとなく彼らはもう出てこないんじゃないかと思っていた。むしろそっちの方がかっこいい。

 

コンサートの最後を締めくくる映像のBGMは「生きろ」だった。

最後の曲がそれだったからだろう。

とても似合っていた。

 

最後に歌詞があやふやになりながらファンが歌ったのも「NEWSファン」らしくて笑ってしまった。

 

彼らに出会わなければよかったと思ったこともある。

 

しかし、これから先なにか決定的に「確信」を失わない限り、きっと彼らに出会えてよかったと言える未来があると思っている。

 

魂を燃やし続けられる限り、彼らと共に歩むことを止めないだろう。

 

15周年おめでとう。

 

やっと言えたわ。

 

 

*1:ちょうどAKBの総選挙期間だったのはある意味幸運だったと今は思う

看板を下ろす

A.B.C-Zのこと

塚ちゃんがお休みに入った際に、「たぶん4人でコンサートはやらないだろうな」と思っていた。

また、その時が来るまで、5人の姿が見られるまで、いつまでも待ってるよ!と思った。

 

心と体の問題は、長くなるだろうと思っていたから。

 

塚ちゃんが戻ってきて、またここからA.B.C-Zの物語が見られると喜んだ。

 

でも、そんな夢は長く続かなかった。

 

河合郁人さんのグループからの脱退が発表された。

 

私は戸塚祥太さんを担当としている。決して彼が抜けるわけではないのに、脱退を聞いてとてもつらくなった。

 

「私は5人のA.B.C-Zが、好きだったんだ」

 

いやでも、それを認めざるを得なかった。

 

5人の最後の場として、ABC座が設けられた。

その感想は別であげている。

 

 

きちんと、5人のA.B.C-Zにお別れができた。

一度、グループのオタクとしては距離を置き、戸塚祥太さんのオタク、として応援しようかと考えた。

そして、4人のコンサートが開催された際には一度参加したいと思った。

4人でしか見られない、得られない景色があると、なんとなく感じていたし、それを見てから、さよならを言うのも悪くないと思ったからだった。

 

これは、2023年の大晦日までのことである。

 

Sexy Zoneのこと

年が明け、2024年になった。

まだ10日しか経っていないのに社会では多くのことが起こった。

 

そんな中で、Sexy Zoneの改名の話と、中島健人の脱退が告げられた。

 

A.B.C-ZSexy Zoneと立て続けに応援しているグループから脱退が発表された。

どちらも「この人は脱退しないだろう」とうっすら考えていた人だった。

 

昨年のA.B.C-Zのことがあったせいか、今回のSexy Zoneのことは、悲しみを通り越して驚きしか残らなかった。

 

と、いうのも、Sexy Zoneというグループに対しての熱量が落ちつつあったことも影響している。

 

マリウスさんが卒業して、新体制になり、初めてのドームコンサートを開催した2022年。

 

その2年目、ということで2023年も「Chapter Ⅱ」と名付け、アルバムを発売して、アリーナツアー、ドームコンサートを行った。

 

実は2023年のドームコンサートには参加しなかった。理由は、東京公演の日程の数日前に掛け持ちで応援しているNEWSのドームコンサートが入ったこと。NEWSはどうしても2日間どちらも入りたかったし、仕事を休むことを考えると、Sexy Zoneは諦めざるを得なかった。

あとは、昨年のドームコンサートと「Chapter Ⅱ」のアリーナ公演を見て、「あと2年くらい寝かせた後にまた見てみたいな」と思ってしまった。

そりゃあ、初めてのドームコンサートだったし、「Chapter Ⅱ」はこれまでのツアーとは違ったアプローチがあったと思っていて。具体的にどう違ったかはわからないのだが、「なんかまだ伸び代がある気がする」というぼんやり感じていた。

 

それもあって、一度コンサートをパスしたのだった。

 

2023年10月、私の担当の松島聡さんの初の個展が開催された。

 

展示作品たちは光と影、表と裏、白と黒、という対比で作られていて、「アイドル松島聡」というパブリックイメージからは感じられない作品たちだった。良い意味で裏切られた。

私はそんな姿と作品たちを見せてくれた松島聡さんがより大好きになった。

 

コンサートで感じたことと、個展で感じたことをずっと考えていて、明確に私の中でSexy Zoneへの熱量と優先順位が以前よりも下がっていたのは明白だった。

 

だから、2024年はゆるゆるとファンをしようと、今回こと関係なしに思っていた。

 

だから、今回の脱退はその後押しに良くも悪くもなってしまった。

 

「オタク」の看板を下ろす

A.B.C-ZSexy Zoneのオタクの看板を下ろそうと思う。

俗にいう「担降り」なんだろう。

 

「担当」していた彼らのことを、それぞれのグループを、決して嫌いになったわけではない。

 

家族のように応援していたのを、近所の人くらいの距離感で。

少し離れたところからにはなるけれど、見守る感じで応援し続けていたい。

 

また戻りたいと思ったら帰ってくるかもしれない。

人の気持ちは移り変わるものだと理解しつつ、ここをきっぱり言い切れないのはすっかりしないところもある。

でも、それくらいの余裕を残しておくのも悪くないし、その余裕がいつか私を救うかもしれない。種は蒔いたままにしておく。

 

 

これまでたくさんの笑顔をありがとう。

そして、これまでも変わらずに健やかにお過ごしください。

時々その姿を見ているから。

 

これからの旅路にも幸多からんことを!

 

 

 

 

アイドルオタクとダイヤ改正2024春

はじめに

じゃ……ではなく、男性アイドルオタクとしてこのブログを書いているが、実は若干鉄道オタクでもある。

なので数ヶ月に1回「ダイヤ改正」の季節が来ると主にJR各社のプレスリリースを見に行く。

特に毎年3月の改正は大きな変化が起こりやすいので、遠征すらオタクとして見ておいて損はない。

快適なオタクライフは交通手段の情報収集から。

 

各社のリリースはこちら

JR北海道(詳細は1月上旬)

2024.3.16 ダイヤ改正|JR北海道- Hokkaido Railway Company

JR東日本

2024年3月ダイヤ改正について:JR東日本

JR東海

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043113.pdf

JR西日本

2024年春のダイヤ改正について:JR西日本

JR四国

https://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2023%252012%252015%252003.pdf

JR九州

ダイヤ改正について

 

概要

ダイヤ改正は私鉄も同じ時期に実施している。基本的に自分の住んでいるエリアのJRか私鉄のサイトに行くか、「鉄道会社名、ダイヤ改正」で検索すると出るので気になったらどうぞ。

 

筆者が東北在住かつ東京に行くことが多いので、ここでは主にJR東日本のリリースから抜粋して紹介。

 

北陸新幹線延伸

福井県敦賀まで延伸される。

これにより何が起こるかというと、サンドーム福井へのアクセスに影響が出る。

これまでサンドーム福井に行くには、東京からだと、飛行機で小松空港まで飛んで小松駅から特急に乗るか、新幹線と特急を乗り継いでいくか、夜行バスか、という方法があった。

福井駅まで新幹線が通るようになる。

それは一見便利なのだが、実は金沢〜敦賀間の在来線(北陸本線)が廃止されて、JRから第3セクターに運営会社が変わる。

変わるとどうなるか?

 

運賃が上がる。

それ以外にもあるけど…

 

これまで福井駅からサンドーム福井最寄りの鯖江駅までは在来線(北陸本線)に乗る必要があったが、そこが「ハピラインふくい線」に変わる。多分走る電車は変わらないけど…。

 

変化で考えられるのは以下の点。

・電車本数の減少

・運賃値上げ

・特急廃止(これは決定している)

 

福井駅からのアクセスがこれまでより悪くなりそうな予感。

飛行機ユーザーにおいても、小松駅から福井駅、もしくは鯖江駅までは特急(サンダーバードなど)に乗っていたと思うが、新幹線開業でそれらの特急も廃止される。

なお、サンダーバードは運転区間が「敦賀〜大阪」間に。しらさぎは運転区間が「敦賀米原または名古屋」間に変更される。

 

山形新幹線新車両E8投入

ようやく山形新幹線に新型が入る。

最高速度が上がることで3分ほど短縮。

結果、やまびこと連結するパターンが2つ?誕生するかも。

 

これまではE2系E3系だけだったのが、E5系とE8系のパターンもできる…模様。

 

というのも新型E8がE5系(緑色、はやぶさ車両でお馴染み)としか連結しないので。

乗り心地やコンセントや所要時間という点でちょっと変化があるかも?

 

上越新幹線終電20分繰り上げ

工事の都合で繰り上げになる模様。

詳細はプレスリリースをご覧ください。

上越新幹線ユーザーは気をつけてほしい。

 

乗継割引終了

新幹線から特急、特急から新幹線に乗り換える時に適用になっていた割引が廃止。

これはJR東日本だけでなく、西日本、東海、北海道の4社で2024年3月改正で廃止になる。

と、いってもこの割引が適用になっていたパターンは数えられるほどしかなかったのだが、恩恵を受けていた人にとっては地味に痛手だろう。

なんせ、在来線の特急料金が半額になる割引だったもんで。

 

指定席、自由席の見直し

これは近年流行りのトピックス。

JRだと西日本と北海道がプレスリリースに掲載。

自由席が減って指定席増やすという内容。新幹線や特急によっては全席指定になる。

少しでも安く移動したい&ギリギリで生きているドルオタは自由席を使う機会も多いかも知れないので気をつけて。

まあ、飛び乗ったとて、車内で車掌に見つかれば金を払うことになるのだが……

 

 

その他の改正点としては、各社新しい車両との入れ替えや、交通系電子マネー利用エリア拡大などがある。