Twitterのタイムラインに流れてきた、「SnowMan 嵐目指す」みたいなタイトルの記事。
どうやら雑誌のインタビュー抜粋記事なので実際のところどのような文脈で出てくるのかはまだわからないが、みんな目標はそこなのかという感想が浮かぶ。
たしかに今のジャニーズでトップ目指すならまず嵐を第一目標に据えるだろう。
「国民的アイドル」と呼ばれてそろそろ10年くらい経つのではないか?10年ひと昔というくらいである。ここまでこの状況が長ければ、「嵐=国民的アイドル」という構図が、当たり前のように受け入れられるのもわかる。
だがしかし、簡単に「嵐が目標です!」とも言って欲しくないのである。嵐ファンだからこそなのか、それとも他のファンも兼ねているからなのかはわからないが。
誰も、第二の嵐にはなれないのである。
構成メンバーも、人数も、グループの売りも、状況も違う。
もちろん、嵐にはなれこっない。
だから「嵐のような」「アイドル」を目指すのもわかる。
でも、そこを目指したところで、同じような「アイドル」になれるとは限らない。
同じ条件が揃ったところで、時代が異なっていれば嵐は生まれていないし、逆も然りである。
だからこそ、たやすく「嵐のようなアイドルグループになりたい」とは口に、文字に、して欲しくなかったりする。
言葉に表してしまえば、本人にそこまで気がなかったとしても、必ずどこかには残る。
そしてそれがいつか自身を助けるかもしれないし、苦しめるかもしれない。
それなら、まだわからないところを目指して、唯一無二の存在になってくれた方がわたしは好きだ。
むしろ唯一無二になる方が難しいとも思うが。
目でわかりやすいものにとらわれすぎないよう、この先の人生も謳歌してほしいと思う。
さらに加えるなら10年経っても嵐以外に抜き出る奴らいないのか!ってところもある。
ある意味つまらない。
状況が変わらないという点でつまらない。
そういう観点から見ると、嵐活動休止後の状況がどうなっていくかは密かに楽しみなのだが、順当にキンプリが出てくるとそれまた意外性に欠けてつまらないと思ってしまうので、面倒な人間だな…と思っている。
人気というものはよくわからないうちに出てくるものなのかもしれない…。